先生のとても親しいご友人で昨年急逝された、建築家・デザイナーの簡正雄さんの遺作展になります。今回はその簡さんのお人柄をちょっとご紹介。
でも実は私、台湾に行った際に一度だけしかお会いしたことがありません。
一言で言うと
「ジェントルマン」
旅をしてこんなもてなしを受けたのは初めてでした。
空港到着から帰りの旅立ちまですべてにおいてお世話をしていただきました。
言葉は通じませんが帰るときには大好きに。
そんな方です。
簡さんのご自宅にもお邪魔することができました。
すべてご自身で内装のデザインをされており、コンセプトは
「どのスペースからも光りが差し込むこと・空間の隔たりをつくらないこと」
なんと四角で仕切られるお部屋がひとつもないんです!
大広間なの?と思われるかとおもいますが、仕切りはあるんです。
それが斜めに配置されていて、スライド式なので目的によって空間を仕切れるんです。
そしてバスルームのおしゃれなこと!!
外壁が透明になっていて、水が流れている様子をみながらバスタイム。
自宅とは思えないほど素敵~!
家具も様々な国のジャンルが異なるものが置いてあるんですが、それがマッチしてるんだな~
大学では洋画を専攻されていて、人物デッサンは圧巻です。
上手なのはあたりまえですが、描かれている人物の内面がにじみ出ているんです。
さりげない省略の仕方も、細部まで描かれている箇所を引き立てており全体から存在感を感じます。
先生も何枚も描いてもらっていますが、簡さんの絵を見ると実物に見られているようで長くみてられません笑
一度会っただけの私でも、こんなにいい思い出が。
長年お互いを高め合って来た先生は、抱えきれないほどの思い出があります。
そんな、簡さんがどれほどの人物であったかがわかる講演会が、展示期間中にあります。
講演会:9月1日(金)11:30~12:30「生活美学と芸術創作」
たくさんの方にご参加いただきたいので、ご友人やご家族等お誘いあわせの上、是非お越しくださいませ!

簡さんが描いた、先生が大好きな李小龍
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